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出来損ないの人生放浪記

完全に個人的な日記。日々の出来事や読んだor観た作品について綴る日記です

10時間勤務月5日休み

タイトル通りの職場で働き始めた。

 

勤務先はこじんまりとしたマンションの一室で、5人か6人くらいのメンバーがカタカタとパソコンを打っている。

 

休憩は各自の自由で、ちょっと外に出て散歩しようがラーメンを食べに行こうがカラオケをしに行こうが、それらはすべて各人の判断に任されている。

 

というのも、時給制の仕事ではないためである。

 

完全出来高制であるために、休憩を多くして給料を減らすのは各人の勝手なのである。

 

ただし、作業したら作業しただけの結果が得られるとは限らない。

 

給料には完全に各人の実力が反映されるので、能力のない者は1日0円なんていうこともしばしばである。

 

私は一週間勤務して、給料が8000円であった。

 

一週間勤務とはもちろん7日間毎日通ったということである。つまり、70時間勤務したことになる。

 

ここで給料を時間で割ってみる。

すると114、という数字が私の視界に現れた。

これはいったい何の数字であろうか。仮に日本円のことだとすればジュース一本すら買うことができない。

 

しかしこれは間違いなく日本円なのである。

つまり時給114円。それが目の前の現実なのである。

 

まだ始めたばかりだから仕方がないとは思っている。だがさすがにこの数字と得た金(すべて交通費に消えた)を考えると、ヘラヘラ笑うこともできない。

 

ここまで話すと、勘のいい人は私がどういう仕事をしているかわかったと思う。

 

正直私の身体は慣れない長時間勤務に大変疲弊している。

全身のあちこちが痛い。

彼女は実家に帰っていて、家にはひとり。

もうこの世から消え去りたい、と私は思った。この世から消え去って、天国にも地獄にも行かず宇宙の塵と化したい。そうすれば何も考えずに済むし、何にも脅かされない。誰も私を認識せず、私も誰かを認識しなくて済む。

 

シッダールタもよく言ったものだ。

涅槃とやらに入れば、この私からもあらゆる煩悩が消え去るのだろうか。

 

もう一度学問の世界に戻りたい、とも思う。

大学に入りたてのあの頃が今はもう懐かしい。

神保町に行き、図書館に行き、お気に入りのバーに通ったあの時期は紛れもなく私にとって最後の青春であった。

あの頃にもっとうまく人間と関われる性格であれば、私はもしかしたらうまくいっていたのかもしれない。

 

後悔だけが、ただひたすらに募る。